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2009-10年度RI第2630地区
ガバナー 岩本 忠


会員の皆さんには充分にご承知と思いますが、ロータリーには通常の用語や訳語では理解できない語法と語意が使われています。とはいえ、普通、どの世界にも専門分野の語法があるものです。それを専門用語といいます。それにしても、ロータリーの用語には特有の趣きがあるようです。その典型は、クラブ定款の
4条 「綱領」の

「ロータリーの綱領は、有益な事業の基礎として奉仕の理想を鼓吹し、これを育成し、特に次の各項を鼓吹、育成することにある」

ではないでしょうか。この訳文をみて、日本人ならどのような概念が想起せられましょうか。また、原文では、この部分は前文の目的語に相当するのですが、その文法的脈絡は消え去っています。

また、「拡大と増強」という用語も部外者には、理解のできない用語です。「拡大」というのは、別個にクラブを新設することを表わし、「増強」とはクラブの会員数を増やすこととして用いられています。それでは、今月の月間目標「ロータリー理解と推進」はいかがでしょうか。

ロータリーは「親睦と奉仕」をその活動の主柱としていますが、その「奉仕(service)」という訳語も日本語ではしっくりしない訳出であるように思われます。日本語の「奉仕」には、私たちの活動にそぐわない、服従的な「原意」が含まれているように思われます。

英文原語SERVICEについてはロータリーの発足以来、組織の目標と時代背景が次第に変化して、「誰に対する奉仕」なのか「どのような内容の奉仕」なのかが進化してきたと論じられています。英語においてさえもロータリーのSERVICEは特有の含意があったのでしょう。

とにかく、今日の私たち世代のロータリーでは、私利私欲を超越して「世の中になにかよい事を」する気持ちと実践とが是とされています。そのことが「ロータリー活動」であり、「ロータリー的奉仕」ではないでしょうか。

さて、今月の月間目標「ロータリー理解」はそのような理念、事柄を理解することでありましょうし、「推進」は、私たちの善意を待ち受ける実態を知り、その「ロータリー活動」ないし「ロータリー的奉仕」の行動の必要性を広く知らしめ、それを進めるための行動を起こし、行動の原資を募ることではないでしょうか。

この機会に皆さんのロータリー理解度と推進意欲を点検してみてください。